【3年国際大クラス】遠藤教授(神戸国際大学)による出前授業~新たなる価値を見出す
2025年10月2日、神戸国際大学 経済学部の遠藤竜馬先生による出前授業が、国際大クラス3年生を対象に実施されました。テーマは「なぜ日本のスキー場に外国人が押し寄せているのか」。この授業は、6月に行われた同先生による出前授業「激増するインバウンド」の続編でした。前回、東京・横浜・京都など、新幹線の通るいわゆるゴールデンルートに訪日観光客が集中していることを学んだ生徒たちは、「じゃぱう」をさらに深めたいと続編をリクエスト。4か月越しで出前授業が叶いました。


「じゃぱう」とは日本において国際的競争力の高い観光資源であるパウダースノーのことです。ニセコなどのスノーリゾートでは、外国資本の企業が高級ホテルを買収するなど開発を進めており、外国人観光客が押し寄せています。「なぜ日本企業が買わないの?」「なぜオーストラリア企業が買うの?」「なぜアジア圏の観光客が多い?」先生からの質問にグループで意見を出しました。外国人による「じゃぱう」の遊び方が映像に映し出されると目が釘付けになる生徒たち。豪雪地帯のパウダースノーに新たな価値を発見し、ビジネスを展開する外国人に驚いたのでした。

後日、国際大クラスでは、この授業を振り返りました。「日本人が気が付かなかった資源が、多くの外国人を魅了していることは残念に思う」と生徒が発言すると、「では、自分に置き換えてみたらどうだろう。あなたが気づいていない価値があなたの中に眠っているのなら、それもまた残念かもしれない。あなたがまだ気が付いていない価値とは何だろう。」と新たな問いかけがなされました。外国人が「じゃぱう」の魅力を発見したように、自分の価値は周りの人の方がよく知っているかもしれません。「オレの良さ、言ってみてよ。」生徒たちは照れながらも向かい合い、互いに良さを挙げ合いました。
授業後、生徒は「大切なものは目に見えない。自分の価値を大切にしたい。」と話しました。

- 神戸国際大学 経済学部 国際文化ビジネス・観光学科を受験予定です。オーバーツーリズムの実態の動画が分かりやすく、興味を持ちました。専門的な授業を受けることができました。
- 神戸国際大学 経済学部 経済経営学科を受験予定です。6月の授業でインバウンドに興味を持ち、それ以降にネットなどで調べたりしました。出前授業は大学の授業をイメージすることができました。


