学校案内
概要
About us本校は日本聖公会に属するクリスチャン・スクールです。日本聖公会は英国国教会(The Church of England)の流れをくみ、関係学校には立教学院、神戸松蔭女子学院、桃山学院、プール学院などが、また聖路加国際病院をはじめとするたくさんの諸関係病院、福祉施設があります。聖公会の牧師である八代斌助師父により、1963年に神戸垂水の地に、全日制普通科の男子校として八代学院高等学校が創立されました。高等学校から大学への7ヵ年一貫の全人教育を理想として、1968年には八代学院大学(現 神戸国際大学)を併設し、大学の名称変更に伴い、1992年に神戸国際大学附属高等学校と校名を変更しました。
理事長挨拶

キリストの愛に根差したまことのグローバル教育
数年続きのコロナ禍やロシアによるウクライナへの軍事侵攻等、世界は激変というよりむしろ混乱と国際秩序の瓦解へとますます混迷を深めています。このような不安と恐怖の中にあって、それでも受験生の皆さんは進路に向けてしっかり準備されてきたことと思います。また保護者の皆様におかれましても、入試を控えたお子様方の健康を第一に万全を尽くしてこられたことでしょう。先の見えない不安の中で、それでも高校進学に向けてこれまで取り組んでこられたことに対しまして、心より敬意を表します。
本校は「神を畏れ、人を恐れず、人に仕えよ」を建学の精神として、1963年4月に創立されました。神戸国際大学および附属高等学校を併せ持つイギリス国教会(日本聖公会)系のキリスト教学校です。
創立者である八代斌助主教は、戦前・戦中・戦後の激動の時代に日本聖公会総裁主教を務めました。とくに戦後はまだ日本が国交を回復していない1948年に民間パスポート第1号を手にして渡英し、当時のイギリス国王ジョージ6世に謁見して天皇陛下の親書を伝達いたしました。またかつての敵国や戦場となって多大な損害を与えたアジアの国々を巡り、平和の大使として奔走したその働きが評価され、オックスフォード大学をはじめ、アメリカのコロンビア大学、カナダのトロント大学より名誉博士号を授与されました。
さらに東京の立教学院、聖路加国際病院・看護大学、大阪の桃山学院、神戸の松蔭女子学院等、聖公会関係学校の理事長・学院長を兼務する中で、キリストの愛に根差したまことのグローバル教育を実践すべく、今から59年前の垂水の山に本校を設立しました。
受験生の皆さん、こうした自由の学府である本校で仲間と共に学び、共に分かち合い、共に成長する三年間をご一緒しませんか!!
受験生の皆さん、保護者の皆様のうえに神の祝福が豊かにありますよう祈りつつ。
校長挨拶

対話と協働で新時代の教育を目指す
2024年度、本校は全科・全コース男女共学となります。
神戸国際大学附属高等学校は今から60年前に男子校として開校いたしました。創立時より本校は、キリスト教精神である互いを尊重する気持ちを大切に、また生徒の主体性を重んじ、国際社会に向けて活躍できる人材を育成することを謳ってまいりましたが、今日の社会状況を思うに、男女協働の取り組みを行うことは必須と考え、2018年度より一部コースの共学化を進めてまいりました。そしていよいよ2024年度より全学男女共学化を完成いたします。
本校では、この大きな転換期を見据え、より多様性に富んだ環境の中で一人ひとりの個性を磨き上げるため、学校改革を進めて参りたいと思います。
この度、進学キャリアコースは男女共学の総合進学コースとして再出発いたします。このコースは、自分の将来の姿を見出せていない無限大∞の可能性を持った生徒も、様々に異なった進路を目指す生徒も、各々その違いを受け容れ、自分らしく進路実現に向けてしっかりと学び合えるコースです。AIが爆発的に進化し「人」の存在価値が問われる時代、まだ知らないあなたと出会い、将来を考えることができます。もとより学校において一番の財産は「人」です。本校で働く教職員、何より本校に集う生徒、保護者の皆様、そして地域の皆様。学校現場は「人」の交わりに溢れています。多様な専門性を持った教職員を対話の上に結びつけ、共通の目標に向かう協働の文化を創り出し、皆様とともに成長してまいりたいと考えます。
日本は今、少子化が進んでおり、老いも若きも不安を抱える時代です。学校現場も、より強く、より柔軟に、持続可能であることが求められています。
21世紀において男女が共に成長する教育の場を新たにスタートさせ、建学の精神である「神を畏れ、人を恐れず、人に仕えよ」を益々推進して参ります。
多くの悩みを抱えながらも自らの人生を拓きたいと願い、自身を大切にしながら他者との違いを受け容れ、真理を知りたいと思う生徒の皆様の入学を歓迎いたします。
創設者
Founder
創立者 八代 斌助 師父
八代斌助師父は、キリスト者として17歳の若さで伝道、聖職者の道へと入り、以後世界を舞台にその生涯を宗教活動に捧げました。とくに戦後の業績は特筆すべきもので、1948年、戦後の日本人として初めて海外渡航の許可を受け、国際会議に出席。当時のイギリス国王ジョージ6世に昭和天皇のメッセージを手渡すなど、日本と世界との外交関係が絶たれていた中で民間大使として貢献しました。その活動は全世界においても知られており、今日でも高く評価されています。
建学の精神
Founding spirit
建学の精神 「神を畏れ 人を恐れず 人に仕えよ」
本校の建学の精神は、聖書の精神を要約して表現したものです。「神を畏れ」という言葉は、聖書の「主を畏れることは知恵の初め」(箴言1:7)という言葉に相応します。「人を恐れず」は、聖書のマタイ伝10:26に「人々を恐れてはならない」そして「体は殺しても魂を殺すことのできない者どもを恐れるな」とあり、自分の信念や良心に関することで、人からおどされたり危害を加えられそうになったとしても、そんなことで魂(良心)を変えてはならない、という意味です。最後の「人に仕えよ」は、そのように神だけを畏れ、人を恐れぬ強い人になったとしても、そのような強さをひとりよがりの独善とするのではなく、他人のために奉仕するエネルギーとして用いなさい、ということです。
沿 革
History-
1962年(昭和37年)聖公会牧師である八代斌助師父により、
学校法人八代学院設立 -
1963年(昭和38年)八代学院高等学校(普通科男子校)開校
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1964年(昭和39年)沖縄修学旅行実施
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1968年(昭和43年)八代学院大学(現神戸国際大学)併設
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1969年(昭和44年)大山野外活動センター設立
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1976年(昭和51年)新グラウンド完成
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1981年(昭和56年)新館落成
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1985年(昭和60年)国際科設置
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1987年(昭和62年)海外実習(シンガポール・マレーシア)実施
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1988年(昭和63年)新体育館落成
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1992年(平成4年)神戸国際大学附属高等学校に校名変更
創立30周年 -
1995年(平成7年)阪神淡路大震災
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1999年(平成11年)強化指定クラブを制定(硬式野球部・サッカー部)
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2002年(平成14年)神戸国際大学が六甲アイランドに移転
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2007年(平成19年)強化指定クラブに、柔道部とハンドボール部が加わる
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2008年(平成20年)国際科募集停止・トレーニングセンター完成
学生寮竣工 -
2011年(平成23年)コース制導入
(文理特進・アスリート・進学キャリア) -
2012年(平成24年)立教大学との教育連携協定を締結
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2013年(平成25年)創立50周年記念式典を挙行
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2014年(平成26年)新館空調改修工事
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2017年(平成29年)路線バス直行便運行開始
(舞子駅~神戸国際大学附属高校前) -
2018年(平成30年)文理特進コース男女共学スタート・
新館耐震補強他工事改修
高大接続教育支援センター設立 -
2020年(令和2年)アスリートコース男女共学開始
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2021年(令和3年)国際科 再募集開始
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1964年(昭和39年)
沖縄修学旅行実施 -
1992年(平成4年)
校名変更・創立30周年 -
2002年(平成14年)
神戸国際大学が六甲アイランドに移転 -
2018年(平成30年)
男女共学スタート