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2023年1月19日、卒業生の古庄栄佑さん(43回生)が現在お住まいのベトナムについて、生徒たちに語ってくれました。当時の担任によると、古庄さんは学業優秀で、試験前はクラスメイトに囲まれて勉強を教えていたそうです。この日はまるで当時を思い出させるような朗らかで優しい佇まいで海外生活をレポートしてくださり、生徒たちはますます諸外国へ興味が沸いたようです。

古庄さんは「大学卒業後にフィリピン留学をしたことがきっかけで、海外生活に目覚めた」そうです。ベトナムではインターンを経験したのち現地採用で就職。現職は日本の塗料メーカーでイヤホン等の電子機器用塗料の営業をされています。「モノができあがる過程で、いろんな問題にぶつかりながらも完成していくのが面白くて」現職に魅力を感じておられるようです。

「海外生活で一番の課題は何だと思う?」古庄さんの問いに「言葉、ですか。」と答えた生徒。「それもそうだね」と認めた上で、古庄さんの答えは「外国の文化をリスペクトする気持ちを大切にすること」。「現地の文化を知ることで円滑な人間関係を構築した」という具体的なエピソードをいくつも聞いて、生徒たちはその意味を理解したことでしょう。

ベトナムの旧正月休暇に合わせて帰国中の古庄さん。「明日は高校時代の同級生に会いに行きます」と笑顔で学校を後にされました。コロナ禍で3年ぶりの帰国となりましたが、定期的に母校を訪れてくださっている古庄さんに、当時の担任はいつも元気をもらっているとのこと。卒業生の母校訪問は先生たちにとって何よりも宝物のようです。