NEWS |最新情報

普通科 進学キャリアコースでは、多様な将来性を持ち合わせた生徒たちが集い、互いに考えを持ち寄り、心や言葉で対話しながら相手を受け入れ、生きる力を育んでいます。

1年次から毎学期 研究発表を行ってきた3年生は11月、その集大成ともいえる研究発表に臨みました。「今が一番楽しい!!」「人生を変えた」「卒業後、これでやっていく」とそれぞれが自信を持って ❝自分の推し❞ を見つけたこの研究発表はどのようなプロセスで出来あがったのでしょうか。



3年次のこの研究発表はグループもしくは個別で ❝自分の推し❞ を見つけて研究し発表するもので、1学期から始まりました。初めから最後まで一人で行う生徒もいましたが、グループの解散や再結成、はたまた独立を乗り越えた生徒もいます。

あなたは何が好き?
あなたの想いがどこにある?
あなただから伝えられることは何?

 

INTERVIEW 

山本 暖人 さん

山本さんはこの発表を通じて本当に好きなものを追究しました。秘めていた自分自身の推しをさらけ出したことで、担当教員を含むすべての参加者を驚かせた生徒の一人です。

Q.あなたの推しは何ですか。
A.ギターです。キングヌーのある楽曲のワンフレーズについて、それがどのように魅力的か語りを交えて演奏しました。当初は友達と爬虫類をテーマにしていましたが、途中で(僕が)飼育している蛇にテーマを変えたもののグループを解散し、最終的にはギターを発表しました。

Q.テーマが変わっていったのは何故ですか。
A.本当に好きなものは何だろうと考えていました。爬虫類にしても蛇にしても想いが派生していくものの物足りなさがありました。どこか面白くない感じがあって。

Q.ギターに決めたきっかけは何ですか。
A.クラスメイトが本気の発表をしたことです。本格的でクオリティの高い発表に刺激を受けました。せっかくの機会なんだから勇気を出そう、自信があるギターで皆を驚かせよう、と思いました。

Q.発表を終えて何を感じますか。
A.本当に好きなものを皆の前で発表できたのは、受け止めてくれるクラスの雰囲気があったことや先生のアドバイスのおかげだと思っています。

推し「音ゲー」を発表した寺澤さんは、自室のコレクションを動画実況で披露したのち、人生を変えた音ゲーについて解説。「こんなにも好きでいられるものに出会えたことで、人生が楽しくなり友達が増え、人生を豊かにするものがますます広がっている」「自分をさらけ出して、これだというものを見つけてほしい」と訴えました。

最も称賛を受けたのが中川さん。幼いころから続けているダンスを披露。関西の大会で毎年いくつもの賞を受賞するさすがのクオリティで、卒業後も引き続き、演者・指導者として活躍することを宣言しました。

発表会に参加したチャプレンから
「話し手は聞き手へプレゼントを届けようと語りかけ、聞き手は敬意をもって受け取ろうとする。想いが溢れたこの空間にいられたことを幸せに思います。ありがとう。」


小学校、中学校、高等学校。12年の学校生活を経て、社会へ出ていく時が近づいていきます。自分で豊かに歩んでいくために何が必要なのでしょう。その答えは自分らしさを発揮できる逞しさを身に付けた生徒たちの中にありそうです。