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進学キャリアコースの国際大クラスは、神戸国際大学への進学を目指すクラスです。神戸国際大学経済学部と連携したカリキュラムをはじめ、高校3年+神戸国際大学4年の7年間教育を行っています。

この時期、内部進学が決定している3年生は事前教育が始まります。神戸国際大学が用意している基礎学力向上のためのE-ラーニングに加え、大学教授による出前授業や大学職員によるオリエンテーション、その他ワークショップを受講し、大学進学に備えます。

2024年1月15日(月)、この日はカードゲーム「2030 SDGs」を用いて、世界における経済的・環境的・社会的活動がいかなる繋がりを持つのかを疑似体験しました。

豊かな世界を創りあげるために自分に出来ることは何かを考え行動すること。他者と繋がることで望む未来の実現へ近づくということ。社会の一員として活かしていきたい学びを再認識できた時間でした。

 

カードゲーム「2030 SDGs」とは

各チームが「プロジェクト」を行うことで「人生のゴール」を目指します。ゴールは「富を手に入れたい」「時間的ゆとりがある生活をしたい」「環境保護を行いたい」など様々。チームは「時間」と「お金」を使い、「原子力発電所の利用廃止」「環境保全ボランティアへの参加」「都市部への一極集中促進」など多様なプロジェクトを実行します。プロジェクトが完了すると、チームは「お金」や「時間」や「やりがい」を獲得し、同時に、経済・社会・環境に関する「世界の状況」にも変化が生じる仕組みになっています。世界の状況メーターで示される世界の幸福と、チームの人生のゴールの両方を、様々な目標をもつ者が集まる「世界」の中で追求します。

 
【 前半戦 】
ルールを把握することに注力した前半戦、チームのゴールを目指して作戦を練り、より経済的・効率的に実行できるプロジェクトを選択して実行しました。早くもゴールを達成したチームは世界の状況メーターに意識が向いた様子。活発すぎる「経済」活動に疑問を抱き始めます。

『「経済」メーターばかり伸びてる。「環境」メーターが伸びてないから、どのプロジェクトをすればいいかな。』手持ちのプロジェクトを吟味。

【 後半戦 】
世界の状況メーターを改善するためのプロジェクトを選択するチームが増えてきた後半戦。ところが「お金」も「時間」も尽きてゲームの動きが鈍くなります。ここで他のチームと互いに状況確認。交渉が始まりました。

『「環境」メーターをもっと増やそう!』『「時間」カード余ってない?』『プロジェクト交換してほしいねん』視野がぐんと広がりました。

意識が変わったのは、行き詰ったとき。チームのゴールだけでなく、他のチームや世界の状況に視野を広げる必要性に気づきました。経済状況は成長しやすい一方で、環境や社会を良くすることは難しかったです。世界は繋がっていると実感しました。