NEWS |最新情報

2022年の学習指導要領変更によって、現2年生より「地理総合」が必修となりました。

本校では三年次においてコース毎に「地理探究」「世界史探究」「日本史探究」が設定されているため、3学期の「地理総合」では、自分たちでテーマや課題を見つけて学ぶ楽しさを味わいました。生徒から地理にまつわる問いを大募集。様々な問いが生まれました。“日本からハワイに歩いていけるようになるのは何年後か”や、“チリの国土はなぜ、あんなに細長いのか”など、思わず調べてみたくなるものばかり。生徒は個々に問いを選択して、学びを深めました。

 

 なぜ、火山が近くにないのに、
 有馬温泉ではお湯が沸くのか

中でも問い自体に関心が集まったのはこの問い。「盲点だった。」「その発想に感心した。」と調べたくなる生徒が続出しました。大陸の形成やプレートについて学びを深め、地形生成に迫りました。また、“南海トラフに備えるには”という問いにおいてプレートについて知識を増やした生徒は、予想される地震の規模や揺れ時間などから防災意識を高めていました。

  • しっかりと学びのある時間を過ごせた。正直言って楽しかった。探究とはこのような授業なのか。
  • 何故なのかという問いを調べるのは楽しかった。理由に行き着いたときに気持ちよさがある。


豊かな自然を有する日本においては、自然の恩恵だけでなく災害をも理解することが大切です。広く地球を眺めれば、環境問題や資源・エネルギー問題、人口問題、食料問題などの課題が溢れています。それらに立ち向かうためには、知識はもとより、自らの手で考察できる力が不可欠です。この授業では、その土台として、身の回りで起きる様々な事象について自ら学び楽しむ姿が見られました。